今回は進路を決めるための考え方について紹介します。
受験生の夏。でもまだ進路をどうするか決まってない。そんな人も多いのではないでしょうか?今回は進路を決めるための考え方について紹介します。
中学、高校から進路を決めないといけない理由
進路って決めるのは非常に難しいですよね。中学だと15歳になる前には進路を決めなければいけません。15歳で将来を決めるって非常に難しいですよね。でも次は高校に進むし、高校に進めば、就職か大学か、専門学校か、とどんどん進路の選択が迫られてしまいます。どうして、15歳でそんな重要なことを決めなければいけないのか、と思ってしまいますよね。これは成人年齢が18歳であることが関係しています。成人するというと、自分で人生の責任を取らなければいけないというのがあります。なので、成人年齢に達した時点で学業に専念するまたは、就職などををして自分の人生を確立しなければならないというゴールがあるため、学生の時点で進路を決める必要があるのです。でも、よくよく考えてみてください。15歳ってそんなに人生経験ありますか?15歳で自分の将来が想像できる人なんてそうそういません。
じゃあ進路はどうやって決めればいいの?
進路を決めるためにはいろいろな世界を見ることが重要なので、本来なら中学校に入った時点で、興味のあるものを見つけて、その興味のあるものについて詳しく調べて、それに関する仕事は何があるのか調べたりするのがいいと思います。例えば、スポーツが好きと思っていますよね。でもサッカー選手や野球選手になるのは難しいと考えているなら、スポーツトレーナーやスポーツ選手の翻訳者、スポーツ整体師、チーム運営スタッフ、審判、スポーツ記者、実況アナウンサーなど、スポーツが好きというだけで色々な職業が出てきます。まず、自分に何が興味あるのか中学生に入った時点で見つけられるといろいろな職業の選択肢を見ることができます。
受験生だけど進路がわからない
この夏受験生なら、あまり時間がありませんよね。そんな受験生は、一度冷静に、自分の好き、興味があるを探してみてください。でも、本当に見つからない場合には高校は普通科のある高校をおすすめします。ここで、専門性のある高校に進んでしまうと、途中でやりたくないのに卒業するまで終わらない地獄になってしまうので、もし、本当にやりたいことがないなら、高校まで進路選択を延長した方がいいと思います。この普通科に進む場合でも、自分のやりたいことがあれば、資格取得などで、努力しておいた方が後々役に立つことが多いです。進路選択を延長したからといって、気を抜いていると、また高校3年生での進路選択で困ることになるので、できるだけ、自己分析を頭に置いて、高校生活を過ごすことをお勧めします。
やりたいことが複数ある場合
やりたいことが複数ある場合は、やりたいことを細分化することと自己分析と比較してみることをお勧めします。やりたいことを細分化するとは、興味があることからそこに関係のある職業を出していく。その職業から自分に合うのか、合わないのか、もしそれすらわからないなら、その職業に関して詳しく調べる。そして、同じくらい興味がある職業が出てきたなら、それらを比較してみる。すると、自分に合った職業が出てきます。
大学、短大、専門学校の違い
大学
期間
- 一般的に4年間の学士課程が提供されます。医療、工学、法学などの一部の学部では、学士課程が6年に及ぶこともあります。
目的
- 幅広い教養と専門知識を学ぶことが目的です。研究や理論的な学びを重視し、学生は自分の興味やキャリアに合わせて専門分野を深く学びます。
カリキュラム
- 1、2年次には教養科目を中心に学び、3、4年次からは専門科目に焦点を当てます。ゼミや卒業論文、研究プロジェクトなども含まれます。
キャリア
- 大学卒業生は広範なキャリアパスを選ぶことができ、一般的に企業の総合職や公務員、大学院への進学などが考えられます。
短期大学(短大)
期間
- 通常2年間のプログラムが提供されます。一部のプログラムでは3年間のものもあります。
目的
- 短期間で実務に直結した知識と技能を習得することが目的です。特定の職業に必要なスキルを学び、卒業後すぐに就職できるように設計されています。
カリキュラム
- 専門科目が中心で、実践的な教育が重視されます。インターンシップや実習が多く組み込まれており、職業に必要な即戦力を養います。
キャリア:
- 短大卒業生は専門職や技術職、医療、福祉、保育などの分野での就職が多いです。また、一部の学生は短大卒業後に大学へ編入学することもあります。
専門学校
期間
- プログラムによって異なりますが、一般的に1年から3年間のコースが提供されます。
目的
- 特定の職業に必要な実践的なスキルを習得することが目的です。非常に実務的な教育が行われ、卒業後すぐに専門職に就くことが期待されます。
カリキュラム
- 実技や実習が中心で、特定の技能を磨くことに焦点を当てています。例えば、美容、調理、デザイン、エンジニアリング、医療技術などの分野があります。
キャリア
- 専門学校卒業生は、卒業後すぐにその分野の専門職として働くことが多いです。特定の資格や認定を取得するためのカリキュラムも多く含まれています。
学費と期間
学費や学習期間も重要な要素です。大学は一般的に学費が高く、学習期間も長いため、その分投資が必要です。短大や専門学校は比較的短期間で費用も抑えられます。
進路を決めるのはそんなに簡単じゃない
同級生がどんどん進路を決めていく中、自分だけはなかなか決められない。そんな人たくさんいますよ。時には焦ることも大事かもしれませんが、できればゆっくり進路を考えたいですよね。そのためにはやはり、事前準備が大事だということが分かりました。オープキャンパスやパンフレットの取り寄せなど、流れに身を任せずに進路を決めるには自分の将来への興味を持つことが一番手っ取り早いのではないでしょうか。もし、早く入学したい学校が決められたらそれに向けて成績を上げることができます。早めに目標に出会うことが一番進路を決めやすい方法なのかもしれません。