お風呂・シャワー中のひらめきはなぜ起こる?
お風呂やシャワーに入っているときに、あ!これすごくいいアイディアだ!!と思いついたことはありませんか?一時期はお風呂で本を読む人もいましたよね。今回はお風呂やシャワー中になぜアイディアが生まれるのかについて解説、紹介していきます。
リラックス状態で創造的なアイデアが生まれる理由を、脳科学の視点から解説
「シャワーを浴びているときに突然いいアイデアが浮かんだ」という経験はありませんか?多くの偉大な発明家やクリエイターが、リラックスしているときに画期的なアイデアを思いついたと言われています。今回はなぜシャワー中にひらめきが生まれるのかを、脳科学の視点から解説します。
リラックスが脳に与える影響
シャワーを浴びているとき、私たちの脳は「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる状態に入ります。DMNは、何もしていないときや、ぼんやりしているときに活性化し、以下のような働きをします。
- 記憶の整理と統合
- 既存の情報の関連付け
- 創造的思考の促進
シャワー中の温かい水やリズミカルな水の流れが、心身をリラックスさせることでDMNが活性化し、新しいアイデアが生まれやすくなるのです。
お風呂シャワー中にひらめく3つの理由
脳のα波が増加する
リラックス状態に入ると、脳波の一種である「α波」が増加します。α波は、集中しすぎず適度に注意が分散しているときに多く発生し、直感的な発想や創造的思考を促します。シャワー中はこのα波が活性化しやすく、アイデアが浮かびやすくなります。
ドーパミンの分泌が促進される
シャワーを浴びることで気分が良くなり、快感をもたらす神経伝達物質「ドーパミン」が分泌されます。ドーパミンは創造的思考に欠かせない要素であり、その分泌量が多いほど、新しいアイデアが生まれやすくなります。
意識のフォーカスが外れる(拡散思考)
問題を解決しようと必死に考えているときは、脳が一点集中(収束思考)しているため、新しいアイデアが浮かびにくくなります。しかし、お風呂・シャワー中のようにリラックスしていると、脳は拡散思考モードに入り、意識的に考えていた問題とは異なる視点から解決策を見つけることができます。
ひらめきを最大化する方法
-
お風呂・シャワー前に考えたいテーマを決める
事前にアイデアを考えるきっかけを作る。
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音楽を流してリラックスする
好きな音楽を聴くことでα波をさらに活性化。
-
防水メモを用意する
シャワー中に浮かんだアイデアをすぐに記録できるようにする。
お風呂・シャワー中にひらめきが生まれるのは、リラックス状態によって脳のデフォルト・モード・ネットワークが活性化し、α波とドーパミンの増加、拡散思考の促進が起こるためです。適度なリラックスを取り入れながら、日常の中で創造的なアイデアを引き出していきましょう。

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