やる気に頼らない勉強法「実行意図(If-Thenプラン)」とは?
「勉強しなきゃ」と思っているのに、気づいたらスマホを見てしまう。
この問題は、意志が弱いからではなく、行動の条件が曖昧なことが原因です。
そこで使えるのが、心理学で有名な**実行意図(Implementation Intention / If-Thenプラン)**です。
実行意図(If-Thenプラン)とは?
実行意図は、次の形で行動を事前に決める方法です。
- If(もし): どんな状況になったら
- Then(そのとき): 何をするか
例)
- もし夕食が終わったら、英単語を15分やる
- もし通学電車に乗ったら、歴史の一問一答を開く
- もしスマホを触りたくなったら、まず深呼吸してタイマーを5分セットする
ポイントは、**「いつかやる」ではなく「この場面でこれをやる」**と決めることです。
なぜ続きやすいの?
1. 迷う時間が減る
行動の条件が決まっていると、「今やるかどうか」を毎回判断しなくて済みます。
2. 先延ばしの入口をふさげる
先延ばしは、最初の1分で起きます。If-Thenで最初の動きを固定すると、始めやすくなります。
3. 習慣化しやすい
同じ状況で同じ行動を繰り返すため、脳が「この流れ」を覚えやすくなります。
失敗しない作り方(3ステップ)
ステップ1:Ifを具体的にする
- 悪い例: 時間があったら勉強する
- 良い例: 夜9時に机に座ったら
ステップ2:Thenは小さくする
- 悪い例: 数学を完璧にやる
- 良い例: 数学の問題を2問だけ解く
ステップ3:邪魔への対策もIf-Then化する
- もし通知が来たら、機内モードにして25分だけ継続する
- もし眠くなったら、立って音読を3分する
受験生向けテンプレート
- もし朝ごはんを食べ終えたら、英語長文を1題読む
- もし学校から帰宅したら、まず10分だけ数学を解く
- もし入浴後21:30になったら、暗記科目を20分復習する
- もし寝る前に5分余ったら、今日の間違いノートを1ページ見る
この4つだけでも、1日の学習開始率は大きく上がります。
まとめ
実行意図(If-Thenプラン)は、
- 行動の条件を先に決める
- 最初の一歩を小さくする
- 邪魔への対応まで事前に決める
というシンプルな方法です。
「やる気が出たら勉強する」から、**「この状況なら自動で始める」**に変えるだけで、勉強はかなり安定します。まずは今日、If-Thenを1つだけ作って試してみてください。

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