「独り言勉強法」話すだけで記憶力アップ!?脳科学から見る効果とは
「覚えたはずなのにテストでは思い出せない」 「なんとなく理解した気がするけど、本当にわかってるのかな…」
そんなあなたにおすすめしたいのが、「独り言勉強法」です。これは、声に出して自分に説明しながら勉強する方法で、脳科学的にも非常に理にかなった学習法です。
独り言勉強法とは?
- 自分が先生になったつもりで、覚えたいことや理解したい内容を自分の言葉で説明する
- 例えば、「この英単語の意味は〇〇で、語源は△△…」など、口に出して考える
- 数学の問題を解くときに「これはまず公式Aを使って…」と解説しながら進める
なぜ効果があるの?脳へのメリットを解説!
① 記憶が強化される(エピソード記憶×音声出力)
独り言を使って記憶すると、「視覚(見る)」「聴覚(聞く)」「運動感覚(話す)」の3つを同時に使います。 これは「マルチモーダル記憶」\と呼ばれ、記憶の定着率が高まるとされています。
また、声に出すことでワーキングメモリ(作業記憶)が活性化され、「短期的な記憶」が「長期記憶」に移りやすくなるのです。
② 理解が深まる(メタ認知の活性化)
人は「話す」ことで、自分の考えを整理し、本当に理解しているかどうかを自分自身でチェックできます。 この働きは「メタ認知」と呼ばれ、学習の質を高める鍵となります。
「説明できない=理解できていない」 「説明できる=理解が整理されている」
つまり、独り言は自分の理解度を測る「最強のテスト」にもなっているのです。
③ 脳の前頭前野が活性化される(思考・言語処理)
独り言勉強法では、脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)が活発に働きます。 前頭前野は「考える」「言葉を扱う」「記憶を整理する」などの高次機能を司る場所です。
この部分を日常的に使うことで、以下の効果も期待できます
- 集中力アップ
- 論理的思考力の向上
- 問題解決能力の向上
実践のコツと注意点
いつ使う?
- 暗記の復習
- 理解があいまいな教科(理科・社会など)
- 数学の解法の説明練習
どんな場所で?
- 自宅の勉強机(声は普通〜小声でOK)
- 一人で歩いているとき(マスクやイヤホンで周囲の目をごまかせます)
- 録音してあとで聞くのも◎(音読+復習効果)
注意点
- 無理に声を出しすぎると疲れるので、口パク+脳内で話すのも可
- 家族や周囲が気になる場合は、小声や「エア説明」でも十分効果あり
独り言は勉強がはかどる!
独り言勉強法は、脳のさまざまな領域を同時に刺激し、 記憶力・理解力・集中力を効率よくアップさせてくれます。
「勉強が苦手…」「集中が続かない…」という人ほど、 今日からこの方法を試してみてください。声に出すだけで、あなたの脳が変わり始めます!

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