一人でいることは悪いことか?友人関係とストレスについて
友人との関係がストレス耐性やメンタルに与える影響を、内向型・外向型の視点から分析
「友人が多いほうが幸せ」「一人でいると寂しい」といった考え方が一般的ですが、本当にそうでしょうか? 友人関係とストレス耐性には深い関係があり、人それぞれ異なる影響を受けます。本記事では、内向型と外向型の特性に注目しながら、友人関係がメンタルに及ぼす影響を分析し、どのようなメンタルで過ごすべきかについて紹介します
友人関係とストレス耐性の関係
友人とのつながりがストレスを和らげる理由
友人がいることでストレスが減ったり、友人がいることが人生の価値だと思う人も少なくありません。現に友人を持つことにはメットがあります。
まず、人とのつながりを感じることができ、友人なので全く知らない他人とは違って人と会話し、共感を得ることで心理的ストレスを軽減させることができます。また、悩みがある時や落ち込んだ時にはアドバイスをもらうことができ、慰めの言葉をもらうことができます。これにより精神的に病むことがあっても一人で抱えるのでは回復する時間が変わってきます。また、友人がいると楽しい時間を過ごすことができるので、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が減少し、幸福感が高まります。
友人関係がストレスの原因になることも
友人がいるとメリットもありますが、デメリットもあります。一番は人間関係です。人は人と違う部分があって当然なのですが、どうしても友人を作る際にはある程度自分を肯定してくれる人を友人にしがちなので、自分の考えとそぐわない部分や共感不足が原因などで友人との距離を感じてしまったり、分かり合えない部分が出てきてしまいます。それにより友人と関わることに対してストレスを感じてしまいます。それが原因で精神的に病んでしまうことも少なくありません。
また、友人は友人でも他人ではあるため、相手との適切な距離感が保つことができず、連絡を全くしない人や連絡を高頻度で返してほしいなどの自分との距離感が合わず自分の時間を大切にできず友人に対してストレスを感じてしまいます。
また友人と自分を比較する機会が増えてしまうため、人の良いところを見過ぎると自己肯定感の低下にもつながってしまいます。
内向型と外向型の違いと友人関係の影響
内向型の特徴とストレス耐性
- 少人数の深い関係を好む。
- 一人の時間でエネルギーを回復する。
- 社交の機会が多すぎると疲れやすい。
→ 友人関係の影響
- 信頼できる少数の友人がいると、ストレスが軽減される。
- 一人の時間がないと逆にストレスが増加するため、バランスが重要。
外向型の特徴とストレス耐性
- 大人数での交流を楽しむ。
- 社交活動によってエネルギーを得る。
- 一人の時間が長すぎると孤独を感じやすい。
→ 友人関係の影響
- 友人と過ごす時間が増えるほど、ストレスを発散しやすい。
- しかし、浅い関係ばかりだと、本当に悩みを共有できる相手がいないことでストレスを感じる場合もある。
どのようなメンタルで過ごすべきか?
一人でいることをポジティブに捉える
一人でいると周りにどう思われているんだろう?と心配になってとりあえず誰かとくっついておこう。群れておいた方が安心できると思いがちですが、一人なら、自分の好きなことができるため相手に合わせなきゃいけないというストレスが生まれません。また、自分の時間を大切にすることができます。友人がいると、自分よりも他人軸になりがちになってしまいますが、一人で過ごせるのなら、自分の気持ちや時間を大切にすることができます。これにより自分磨きもできて自己肯定感を上げることができます。
友人関係を無理に広げようとしない
どうしても友人がたくさんいる方が楽しそう。たくさん友達がほしいと考える人が多いです。最近では友人がたくさんいるように見せかけるために友人代行なる職業さえ存在します。あなたな本当にたくさんの友人が欲しいですか?
たくさん友達を作るということは一人一人にかける時間が少なくなるということです。100人友達がいるとして、1日は24時間しかありませんよね。お金も大富豪じゃない限り、限られたお金で友人と遊ばなければいけません。そんな中、優先順位なく友人と関わることはできません。あなたにとって大事な友人は心の中で決まっているのです。無理に友人を作って時間を削ってお金を出してとしていると自分が疲弊してしまいます。友人は本当に信頼できたり、本音が話せる相手がいれば十分です。また、疲れた時は一人の時間を作ることも大切です。
バランスの取れた人間関係を意識する
人間関係は何よりも自分の心やペースを大事にしながら構築していくことが大切です。内向型なら一人の時間を大切にし、外向型なら積極的に交流を楽しみましょう。また、ストレスを感じた時には本音で話せる相手がいると安心感を持つことができます。大人になっていくと色々な出会いがあり、だんだんと出会いも減っていったりします。自分と合わない人と無理に合わせる必要はありませんが、最初から出会いを拒否するのではなく、最初は人と出会うことを一期一会だと思って受け入れてみましょう。今までにはない、いい人間関係が築けるかもしれません。
友人は多いければ良いわけではない
友人関係は、ストレス耐性やメンタルに大きな影響を与えます。しかし、友人が多ければ良いわけではなく、内向型・外向型の特性に合わせてバランスの良い人間関係を築くことが大切です。一人でいることをネガティブに捉えず、必要に応じて友人と関わることで、より健やかなメンタルを維持できるでしょう。

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