『オラウータン勉強法』教えることで自分自身の考えが発展し、明確になる
授業で習った内容をどのように理解するか?
みなさんは授業で習った内容をどうやって理解や脳に定着させていますか?自宅学習となると、書いたり、読んだりしますよね。他にも、ひたすら問題を解いてみたりします。自宅学習だと授業と違って様々な勉強方法で勉強することができます。
今回は「オラウータン勉強法」というものを紹介します。
オラウータン勉強法とは?
「オラウータン勉強法」とは、教える相手が理解するかどうかを考慮しながら説明することで、自分自身の理解を深める勉強方法です。この名前は、もしオラウータンのような存在に教えると想定して話すならば、説明をシンプルかつ明確にしなければならないという考えに由来しています。
つまり、よく猿でもわかるという言葉を耳にしますが、まさに猿でもオラウータンでもわかるように人に説明できるように理解して話せる状態に自分がなるということです。人に説明できるということは人よりも理解していなければ説明することができません。
またこの勉強法を使うことによって話し上手になることもでき、また、人の話もよく理解することができます。
オラウータン勉強法
基本の理解
自分が学んだ内容をどこまで理解しているか確認する。あいまいな部分があれば、それを洗い出します。
例: 「この概念をオラウータン(または初心者)に説明できるか?」と考える。
相手を設定する
オラウータンのように「ゼロから知識がない存在」に教えるつもりで準備します。難しい専門用語や複雑な表現を避け、できるだけシンプルな言葉を選びます。シンプルな言葉を使うことによって芯から理解することにつながります。
情報を分ける
複雑な内容を小さなパーツに分解します。
例: 数学の公式なら、「この公式はどんな場面で使うのか」「どの部分がキーになるのか」を明確にする。
例え話を使う:難しい概念を生活の中の具体例に置き換えて説明する。
実際に話してみる
声に出して説明すると、自分の理解度が明確になります。「話している途中で詰まる部分」は、理解が不十分な箇所の可能性が高いです。実際の頭の中の理解と自分の持っているボキャブラリーには差があります。人に理解してもらえるような言葉えらびを心がけましょう。
相手の視点を考える
オラウータンが「どうしてそうなるの?」と聞いてくることを想定し、その疑問に答えられるように準備します。
「なぜこの手順が必要なのか?」
「別のやり方はあるのか?」
自分が考えもしなかった部分を指摘されるのでそれに応えられるほどの理解力とボキャブラリーが求められます。
フィードバックを得る
教えた後に、相手からフィードバックをもらいます。「もっと分かりやすくするにはどうすれば良いか?」「どこが特に難しかったか?」など、第三者から自分の理解度合いを評価してもらうので、わかってるつもりの部分をフィードバックをもらうことによって潰すことができます。
オラウータン勉強法をやった方がいい理由
オラウータン勉強法は人に教えることがメインです。また自分のボキャブラリー力も試されます。人に教えるということは理解力だけではなく、記憶力も重視されています。また、人に話すということで会話力やコミュニケーション力も求められます。
勉強といえば机とペンなどで書くというイメージが強いですが、オラウータン勉強法はペンや机などは使いませんが、その代わり脳をフル活用しなければ人にで説明することでができません。理解という点では一番勉強の役に立つ方法です。
また人に説明しなければならないので、相手が自分の話してる内容に理解してくれたという成功体験を感じることができます。それにより勉強して誰かに教えたいというモチベーションにもつながります。「学ぶ→教える→理解する」のループが確立され、自己成長が持続します。オラウータン勉強法は、学習の理解を深めるだけでなく、記憶定着やコミュニケーション能力、応用力を育む万能な勉強法です。「教える」という行為が、結果的に自分の最大の学びにつながるのが最大の魅力です。